実家の片づけ①母親の着物は買取依頼と処分どちらがいいの?

実家に誰も住まなくなって、もう10か月になります。父が入院したのが去年の夏なのですが、体調が戻ったら家に帰ってくるものと思っていました。

それが、退院後そのまま施設に入ることになり、結局その施設で亡くなったので、今は実家が空いたままなのです。

実家に住まなくなると家はどうなるの?

漠然と家を片付けようと思ってはみるものの、全くやる気が起きませんでした。介護疲れなのか、燃え尽き症候群というのか、気力がわいてこない感じです。

それでも家は、誰も住まなくなるとあっという間に傷んでいきますよね。

そこで、少しづつ無理のない程度に片づけを始めました。

実家の片づけで困るものは何?

実家の片づけで困るものはなんでしょうか?

私が片づけをしていて困るのは、親の思い入れの強かったものを処分するべきかどうかを考えて決められないことです。

母親の物で処分に困ったのは着物だった

例えば、古新聞を捨てるのに悩む人は、あまりいないですよね。

でも親が大好きだった趣味の物などはどうでしょうか?捨ててしまうには忍びないので、誰か使ってくれないかな・・・などと思い悩んだりすると思います。

それが、私の母の場合は着物でした。

日常的に着物を着ている時期があったので、着物の数がかなりありました。それも日常着として着る木綿やウールの着物なども結構持っていました。

普通は、普段着の着物はあまり持っていない方が多いと思います。母は、和裁を習っていたので、私の浴衣やウールのアンサンブルなども縫ってくれていました。自分の普段着の着物も縫っていたようです。

訪問着や色無地、小紋、お出かけ用に大島紬などを持っている方は多いと思うのですが、普段着用ではないですよね。

それに合わせて、帯や帯締め、長襦袢や草履などそれぞれ違うので、数が多くなってしまうんですね。

着物の決まりごとがわからない

私も今は、かなり着物について勉強したので、どの着物にどんな帯を合わせたらいいか、どんな長襦袢を合わせるのか、どんな季節に着たらいいのかなど、わかるようになってきたのですが、最初はまったくわからなくて大変でした。

なににどれを合わせたらいいのかわからなければ、どれを処分してもいいのかわからないですよね。

着物には格というものがあります。行く場所によって、着てもよいか悪いか、失礼に当たらないかなど、考えることがたくさんあります。

誰かが教えてくれるといいのですが、相手が気を使って教えてくれなければ、ずっと恥をかいたままという事にもなるでしょう。

おしゃれで着物を着たりするときは、多少変な取り合わせでも、自分さえよければいいのかな‥とも思うのですが、改まった席のときには、やはり決まりごとを勉強しておいた方がいいと思います。

着物の価値がわからない

着物の値段は、そこそこ高いですよね。

私が持っている着物でも、20~30万円の物から50万・100万円の物までいろいろです。

それも母が納品書のようなものを着物とセットにして置いててくれたからわかることで、そうでなければ値段なんかわからなかったと思います。

以前、着物をチェックしていて、白いカビのようなものを見つけて、悉皆(しっかい)やさんに持って行ったことがありました。

そのときに「この着物は高かったと思うよ。大事にした方がいい。」と言われてそんなものかと思ったのですが、そんなに高そうには見えなかった着物です。つくづく着物の価値は難しいと思いました。

着物を片付ける方法はメルカリ?着物買取?

毎日着物を着て生活するなんて、今では現実的ではありませんよね。それではどのように片づけたらよいのでしょうか?

とりあえず着物を着てみる

女性の場合は、とりあえず着てみるというのもいいのではないかと思います。

私も着てみました。

数年前から趣味で茶道を習っています。あまり深く考えずに始めたまでは良かったのですが、お茶会などで着物を着ないといけないんです。

お茶会で着る必要に迫られて、母の着物のことを思い出し、実家から着物一式を持って帰りました。ものすごい数で、2階の部屋に一杯になったのですが、どの着物を着たらいいのか全く分からず困りました。自分なりに目ぼしい着物をお茶の先生の所に持っていき、どの着物を着たらいいのか教えていただきました。

それから、着物の本を10冊以上買って読み、どんな時にどの着物を着たらいいのかは、おおよそわかるようになりました。

着物も最初は着付けの方に着せてもらいましたが、その方から着付けを習い、曲がりなりにも自分で着られるようになりました。

でも、なんとか着られるようになるまでには、少なくとも300回以上は家で「帯を結んではほどく」というトレーニングを繰り返しました。帯って後ろで形作ったりするので、案外難しいのです。

それが大変だなと思う人は、着付けも1回2000円くらいで着せてもらえるので、そっちの方がいいかもしれませんね。

着ものを着てみると、自分が日本人だな~と思ったりします。洋服をかっこよく着こなすのは難しくても、着物は多少どんな体型の人でも、それなりに着こなせる感じがします。ですから、一度来てみることをおすすめします。自分の知らなかった魅力が引き出せるかもしれませんよ。

↓ 着物のお手入れについて知りたい方はこちらをどうぞ

着物を着て帰ってきたときには、着物独特のお手入れの方法があります。 洋服のように、汗をかいて汚れたから、洗濯機でさっさと洗うというわけ...

ヤフーオークションやメルカリで売ってみる

男性の場合は、自分で着るというわけにもいかないですね。

結婚されていて、奥様が身長や、体の幅が同じくらいであれば、その着物を着ることが出来ると思いますが、体格に差があれば着るのは難しいかもしれませんし、今は着物に興味がない方も多いでしょう。

そういうときは、オークションやフリマアプリで売ることもいいですね。

実は、私自身、ヤフーオークションで着物をたくさん買いました。

母の着物があるのにも関わらず、なぜ着物を買ったのかというと、茶道のときに着る着物は、改まった着物が多いんですね。訪問着でもいいですが、色無地の着物であればたいていのお茶会で着ても大丈夫です。

母の着物は、色無地はかなり地味な紫の物が1枚でした。訪問着もありましたが、私が見て、お茶会に着ていくような柄ではないと思いました。お茶会は古典柄というような昔からあるオーソドックスな柄の着物が好まれます。母の小紋の着物はおしゃれな感じの柄で、古典柄ではありませんでした。また、大島紬も5枚ほどあったのですが、紬はいくら高価な着物であってもおしゃれ着になるので、改まった席やお茶会には向きません。

ということで、私が茶道のときに着る着物を買うために、手ごろな値段で購入する方法として、ヤフーオークションで買うことにしたのです。

同じ人から何枚か購入すると、送料はお得になりますし、振り込みをする手間も一回で済むので、同じ人からまとめて購入するようにしていました。

着物のサイズを確認してから買うのですが、同じ人から買うと、同じサイズのことが多いので、自分のサイズに合う着物をさがす手間がかからず、楽だったと思います。

ある日突然、私のように着物に目覚める人もいるので、どうせ誰も買わないだろうなどと思わずに、とりあえずオークションやメルカリなどのフリマアプリに出品してみることをおすすめします。

着物と一緒に草履、小物なども出品しておけば、まとめて買ってくれる人も多いと思いますよ。

着物の買取を依頼する

メルカリなどに出品するのも面倒でやりたくない人もいますよね。

写真を撮って、説明文を書いて、と案外やらなければならないことも多いので、時間がない人や方法がわからない人には難しいと思います。

そんなときにおすすめしたいので、「着物の買取サービス」です。

これなら、写真を撮ったり、サイズを測ったり、詳しく説明文をかいたりする手間もかかりません。着物のサイズは重要です。昔の人は背が低い分、着物の丈が短いことが多いので、今の若い人のように背の高い場合は丈が足りないかもしれません。

買取サービスを使うと煩わしい手間もなく「段ボール箱に詰めて送るだけ」なのでとても簡単です。

面倒なことは一切ありません。

買取金額を査定してもらい、気に入らなければ返送してもらえばいいのです。これが一番現実的な処分の方法かもしれません。

できれば、帯が木箱などに入っていれば、そのまま送って査定してもらう方が、高く買い取ってもらえると思います。良いものであれば、それがわかるものをセットにして送ることで、正しく査定してもらえる可能性が高いです。

しつけがついていれば、そのしつけをつけたまま送ってしまいましょう。誰も袖を通していないことがわかって、いい査定につながるかもしれません。

着物をリメイクする

親の大事にしてきた着物を手元に置いておく手段として、着物のリメイクという方法もあります。

本も出ていますし、NHKの番組でも、たまに着物を使ってベストや簡単なコートのようなものを作る方法を教えてくれます。

あまり状態が良くない着物は、はぎれとして小物に作り替えてもいいかもしれません。

まとめ

着物は、できれば着てあげるのがいいのかもしれませんが、それも今の時代、なかなか難しいですね。きれいな状態で買取のサービスに依頼するのが、現実的だと思います。

洋裁が得意な人であれば、着物のリメイクにチャレンジするのも、楽しいかもしれませんね。

着物をよくよく見てみると、本当にきれいな生地で、丁寧に縫ってあり、「いい仕事してますね」と言いたくなります。

こんな素敵な文化が廃れてしまったのは悲しいことですが、時間があれば着物を着てみることをぜひおすすめしたいと思います。

こちらに着物の買取を依頼するときの方法についての記事がありますので、参考までにどうぞ

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