最近、老前整理(生前整理)に取り組む50~60代の人が増えているそうです。
老前整理というと、服や趣味のものなど、物の整理をすることを思いつく人が多いと思います。ただ、整理しなければならないものは、「もの」だけではありません。
銀行口座の解約手続きは大変
親が亡くなったときに大変だったのは、銀行口座の解約の手続きでした。
実際、親が亡くなるのは、かなりのストレスです。亡くなるまでには、親の介護で気力も体力も使い、へとへとになっているのです。その後に待っているのが銀行口座の手続きなのですが、なんといっても解約するために必要な書類が多いのです。
ただの解約手続きというわけではなく、相続が絡んでくるのでややこしいのです。
そんな経験から思うことは、子どもたちのためにも銀行口座は必要最低限な数に絞っておくことが大事だと思いました。
銀行の口座をたくさん持っている人が多い
昔はおつきあいで、銀行口座を作ることが多かったのです。会社に出入りしていた銀行の人に頼まれて、口座を作ったり、積立預金をしていました。
給与を振り込んでもらうために、会社と取引のある銀行の指定された支店に口座を作るように指示されることも多かったですよね。勤務先を変更するたびに、口座が一つ増えるという笑えない話もありました。
今では、「ひとつの銀行に一つの口座しか作れない」といったことが当たり前になっていますが、以前は同じ銀行の別の支店にも、簡単に新しく口座を開設することができました。
休眠口座は解約した方がいい
口座の中には、残高が残っていなくて、そのままほったらかしになっていることも多いと思います。休眠口座と呼ばれているものです。
口座の残高が少ないだけに、ほったらかしにしている可能性が高いです。そんな休眠口座を以前2つ解約しました。
休眠口座を解約したときの記事はこちらです。
こんな作業を相続人の子供たちが、わざわざ仕事を休んでやるとも思えません。銀行は平日の昼間しか空いていません。そう考えると、今のうちに私自身が必要かどうかを判断して、不要な口座を整理していくことが大事ですね。
新生銀行を解約する方法
以前、振込手数料が無料というサービスにつられて、新生銀行の口座を作りました。子どもが大学に進学したときに、お金を振り込む機会がたびたびあり、振込手数料無料のサービスが、本当にありがたかったのです。
でも、最近はお金を振り込みする機会がめっきり減りました。そのためだけに、新生銀行を利用するメリットがなくなってしまいました。
そこで、解約をしたのですが、そのときの手続きを説明します。
新生銀行のホームページにアクセス
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【残高が「0」の場合】
・手続きフォームに入力し、不備がなければそのまま解約
【残高がある場合】
・残高を全額、他行の口座へ振り込みをした後、手続きフォームに入力して解約
(新生ステップアッププログラムによる振込手数料無料回数が適用されます)
・振込手数料無料が適用されないときは、629円の手数料を支払って振込されます。ただし、残高が629円に満たない場合は無料で振込されます。
振込に先立って、「口座解約書類請求」に記入、登録印鑑を捺印または登録サインを署名して、新生銀行に返送します。
記入内容に不備がなければ、ポストに投函した後、約10日で口座解約が完了予定です。
ネット銀行は家族に知らせておこう
ネット銀行は、手軽で利率も良く、わざわざ出かけなくても手続きができる本当に便利なものです。
ただ、通帳がないために、家族もその存在に気がつかない可能性もあります。
なので、私も家族にわかるようにキャッシュカードはお財布の中に入れています。それでも金融機関に疎い家族が気がつかない可能性もあるので、常々楽天銀行に預金があることは伝えています。
残高については伝えていませんが、存在については伝えています。
お正月やお盆などの家族が集まるときに、それとなく伝えておくことをぜひ実践してみてください。
ちなみに、現在利用しているネット銀行は楽天銀行だけです。
最近は、楽天のサービスを利用することが多くなり、楽天ポイントもコツコツ貯めています。
もともとは、イーバンク銀行を利用していたのですが、いつの間にか楽天銀行に変更になっていました。
なので、キャッシュカードは今でもイーバンク銀行のカードです。
ぜひ、口座の整理とネット銀行の存在を家族に知らせることをしてみてください。