人生100年時代、医学もどんどん進歩して、長生きできる時代になりました。
長生きは幸せなことですが、同時に年老いた親を年を取った子どもが介護するという時代になってきました。
最近、よく言われている「老々介護」ですね。
私の母はもう亡くなったのですが、父は少し前まで一人で生活をしていました。
その後体調を崩して入院し、一人で生活することが困難になり、今はやっと見つけた介護施設に入って生活をしています。
施設に入る前は、結構たいへんでした。
Contents
離れて生活している親をどうやって見守ればいいの?
私の家から実家までは、車で1時間くらいの距離があります。
父は携帯電話を持つのを嫌がっていたので、連絡したくても連絡がとれないことがよくありました。
父は耳が遠かったので、自宅に電話をかけても出ないことが多く、どうしているんだろうとよく心配したものです。
電話のベルが聞こえなくて電話に出ないのか、それともどこかに出かけているから電話にでないのか、家で倒れているのかなど、こちらからは様子がわからないので、週1~2回は、片道1時間かけて実家まで様子を見に行っていました。
親戚からも「お父さん、電話をかけても出ないけど大丈夫?元気にしてるの?」と娘の私のところへ連絡が来ます。
父がどんな様子で生活しているのかを、いつでも把握していなければならないと思って、かなり精神的にも負担になっていました。
老親の見守りをするサービスをさがす
さすがに毎回1時間かけて様子を見に行くのは大変で、何か良い方法はないかと思ってさがしていました。
たとえば、親がポットのお湯を使ったら子供に連絡がくるというもの。
私の父は、いつも使っている電気ケトルがあったので、それ以外に電気ポットを使うのを好みませんでした。「そんなものは使わん」と言われると、それ以上勧めるのも難しくてあきらめました。
インターネットがつながっていれば、いろいろな方法が考えられると思うのですが、携帯電話ですら拒絶反応があるのに、インターネットなんか説明するだけでも大変で・・・
でも遠く離れて一人で住んでいる親のことを思うと、何とかしなければならないですよね。
なにか良いサービスがないか調べてみたのですが、いいサービスが見つかりました。
遠くても安心プランというものです。
「遠くても安心プラン」とはどんなサービスか?
遠く離れて暮らす家族の暮らしの様子を、家電の利用状況を通して確認することができるサービスです。
利用状況は見守る側のお子さんのスマホに届くので、そこから暮らしぶりを確認できます。
見守るといっても、カメラや人感センサーの設置は必要ありません。
カメラなどがあると、見張られている感じがして、落ち着いて生活できないですよね。
自分が見守られる側の立場になって考えてみると、カメラで四六時中見張られていると思ったら、わが家に居てもリラックスできないと思います。
「遠くても安心プラン」は、カメラ等を設置する必要がないので、見守られる側のご両親も普通に生活できますよね。
この「遠くても安心プラン」は、見守る側も見守られる側も気持ちの負担が少ないサービスとなっています。
「遠くても安心プラン」サービスの4つのメリット
遠くても安心プランは、見守る側と見守られる側の双方にとってメリットがあるサービスです。
1. いつどんな家電を使用したのかスマホで確認できる
ご両親がいつどんな家電を使用したのかを、スマホ等で確認することができます。
各家電の電力使用状況の日次、週次レポートがメールで届きます。
使用状況は最大5人まで登録できるので、兄弟・親戚・かかりつけのヘルパーさんなどでご両親の様子を共有できます。
時間帯ごとの電気の使用状況がメールで届くので、ご両親の生活の様子が把握できます。
また、通常とは異なる家電の使い方をした場合などは、異常を知らせるメールが届きます。
2. 年2回の無料訪問サービスが付いている
遠くに住んでいて簡単に様子を見に行くことができない。
でもどうしても気になるから、だれか様子を見てきてほしいというときには、スタッフが年2回まで無料で訪問してくれます。
※ 3回目以降は、1回あたり13,000円が発生します。
3. 機器設置以外、ご家族はいつもと変わらない生活が可能
初回の訪問施工のみでセンサーの設置が完了します。
その後、たとえば難しい端末の操作を覚えるとか、充電をするといった面倒な作業はありません。
設置は戸建てでも、マンションでも対応しています。賃貸住宅でも設置は可能ですが、管理会社やオーナーの方へ機器の設置について、あらかじめ了承を得ていただくことになります。
また、東京電力と電気契約がなくてもサービス利用はできます。
遠くても安心プランの体験談
「満足ポイント」(40代後半女性)
朝昼晩ちゃんと活動しているとうことがわかる。元気にしてるんだなというのがわかるので、ニーズが満たされている。なにかしら家のなかで起きて、夜帰ってきて活動の様子がわかるというのがいい。電話すると本人が気にならないところで確認ができるっていうのがいい。
「契約の決め手」(50代前半男性)
2980円で、1日で考えたら100円で、ちゃんと生活しているということがわかる。ごはんも食べているとか洗濯できてるなとかがわかったら、すごい安いもの。
「親の反応」(50代前半女性)
導入して父の反応は、見られているストレスもないし、子供たちが電話したり、メールしたりしてくれるからいいんじゃないですかね。父もひとりでいることに不安を感じだす年だったんじゃないですかね。安心だったんじゃないですかね。特に反対はなかったので。
「満足ポイント」(50代前半男性)
ほっておくと自分からはなかなか電話はしない性格だが、熱中症のメールなんかは電話するきっかけになる。閲覧共有をしている嫁から「心配だから電話して」と言われるので、その時は自分から電話している。
出典:遠くても安心プランサイト
遠くても安心プランのおすすめポイント
毎日のレポート
時間帯ごとの電気の使用状況がメールで届きます。もし在宅しているはずの日に電気を使っていないと、要チェックです。
週単位の生活が分かる
朝、毎日掃除をしているんだなとか、洗濯は1日おきにしているというような様子がわかります。炊飯器が稼働していれば、食事の支度をしていることがわかります。
それらのことから、生活のパターンがわかるので、いつもと様子が違うとすぐに気が付きます。また、食事の支度をしていないようであれば、どんな食事をとっているのか聞いてみることも必要かもしれません。
今の様子もタイムライン形式で確認することができます。
いつもと様子がちがうとき
熱中症の恐れ・電気未使用・家電の長時間使用・家電の深夜利用など、いつもと様子が違うときには、メールで知らせが入ります。
熱中症が心配されるときは、連絡を入れて、水分をしっかり摂るように伝えることで予防できます。
必要な時は、スタッフが家族のもとに確認に行ってくれます。年2回までは無料で確認してくれます。
遠くても安心プラン Q&A
設置工事はどのくらい時間がかかりますか?立ち合いは必要ですか?
見守られる家の工事については分電盤に取り付けるだけという簡単なもので、カメラも充電も必要はなく1時間以内に終わります。壁に穴をあけるというような工事も必要ありません。
契約者またはご家族の立ち合いが必要ですが、訪問日については連絡して調整します。
※ 自宅にはWi-Fi環境が必要です。
使用状況を確認できる家電製品にはどんなものがありますか?
遠くても安心プランで、使用状況を確認することができる家電製品にはどういうものがあるのか調べてみました。
エアコン・炊飯器・電子レンジ・ヒーター・ドライヤー・ケトルなどの高熱家電・掃除機・テレビ・IHクッキングヒーター・洗濯機
見守りサービス「遠くても安心プラン」の料金
初期事務手数料 | 3,000円 |
月額利用料金 | 2,980円 |
撤去費用 | 10,500円 |
解約手数料 | 9,500円 |
設置手数料※ | 18,000円 ⇒ 24か月ご利用でお支払い不要 |
※ 途中で解約した場合は、
設置費用18,000円(税抜)÷24か月(最低利用期間)=750円
750円×最低利用期間満了日までの残りの月数をかけた金額を支払うことになります。
まとめ
「遠くても安心プラン」のおすすめポイントは、「家電の使用状況を見て暮らしぶりが伺えること」「見守られるご両親の方に生活の負担がないこと」があります。
高齢のご両親にとって負担がないことが、一番大切なポイントですね。
私の経験からいうと、何か一つでも親の様子が確認できる手段を持っていたら、自分自身のためにもよかったなと思います。
毎日の不安要素を少しは減らすことができますからね。
何かがあってからでは遅いので、そうなる前に月々約3000円で様子を確認できるこの「遠くても安心プラン」は、検討する価値があるサービスだと思います。
ぜひご家族で話し合ってみてはいかがですか?