着物の手入れと収納

着物を着て帰ってきたときには、着物独特のお手入れの方法があります。

洋服のように、汗をかいて汚れたから、洗濯機でさっさと洗うというわけにもいきません。

正しいお手入れの方法を知って、着物を長く大切に着るための方法をお知らせします。

着物の手入れ

着物や帯や小物など、それぞれお手入れの仕方が違うので、正しい方法でお手入れしましょう。

着物の手入れ

着物を脱いだらすぐに、シミや汚れがついていないかをチェックしましょう。

衿、裾、袖口には汚れが付きやすいものです。念入りに確認しましょう。

確認が済んだら、できれば着物ハンガーにかけて、風を通して湿気をとるため、陰干しします。着物ハンガーがなければ、洋服の大きめのハンガーにかけても構いません。

湿気がとれたら、畳んでタンスに片付けます。

年に1度は虫干しします。湿気の少ない1~2月の乾燥した時期に晴天の日を選んで、お昼の3時間、直射日光が当たらないように干します。

帯の手入れ

帯は、一度締めるとかなり汗を吸っています。帯は使った後はハンガーに干して湿気を飛ばすようにしましょう。

帯は洗ったりしないものなので、しっかり干すことを心掛けましょう。

畳むときには、お太鼓にするところが、折り線が出たりしないように気をつけて畳みます。

半幅帯は、くるくる丸めて収納します。

長じゅばんの手入れ

長襦袢は、脱いだら着物ハンガーか、洋服のハンガーにかけて陰干しします。

汗をかいているので、脇や背中に水を霧吹きでかけておくとにおいが防げます。

正絹の長襦袢は、自分でお手入れするのはむずかしいので、気になるときは着物のお手入れの専門店に相談してみましょう。

ポリエステルの長襦袢は、自宅で簡単に洗えます。洗濯ネットに入れて、おしゃれ着洗いのコースで、洗剤もおしゃれ着用の洗剤を使います。半襟も洗えるものなら、一緒に洗って大丈夫です。脱水は1分くらいにします。

帯揚げの手入れ

帯揚げも洗わないものなので、外したらすぐハンガー等にかけて、湿気を飛ばします。

しわが気になるようなら、あて布をして裏からそっとアイロンを当てます。

帯締めの手入れ

帯締めも洗わないものです。外したらすぐハンガーなどにかけて湿気を飛ばしましょう。

長く使っていると、房がボサボサになってしまうことがあります。

そんなときには、やかんから出てくる蒸気にあてて、ゆらゆら動かすと伸びてきれいになります。

半襟の手入れ

半襟は汚れやすいので、たまにしか着ないという人は、半襟を外して洗います。しょっちゅう着るという人は、何回か着てから洗えばいいでしょう。

ポリエステルの半襟は、洗濯ネットに入れて洗濯機で洗えば大丈夫です。脱水は短めにしましょう。ポリエステルの長襦袢につけているならば、そのまま一緒に洗って大丈夫です。

正絹の半衿は、おしゃれ着用の洗剤を溶かしたところに、一晩くらい浸しておいて、そっと洗います。

浴衣の手入れ

脱いだ後は、霧吹きでたっぷり水をかけて、陰干しします。

洗うときは、洗濯ネットに入れて、手洗いのコースで洗濯します。干すのは室内に干します。

シーズンオフには、クリーニングに出すと安心です。

足袋の手入れ

脱いだ後の足袋は、一晩水につけておくと、汚れが取れやすくなります。

その後は、洗濯機で洗います。

干すときには、手でしっかり伸ばして干しておけば、アイロンをかけなくてもきれいに仕上がります。

肌襦袢、裾よけの手入れ

脱いだら、洗濯ネットに入れて普通に洗って大丈夫です。

干すときは、しっかり伸ばして干せば、きれいに仕上がります。

草履の手入れ

風通しの良い場所に立てかけて、湿気を飛ばします。草履の底に溜まった湿気を取るように気をつけましょう。汚れているところは、濡れた布でふき取ります。

着付け小物の手入れ

腰ひも、伊達締めなどはハンガーや椅子の背もたれなどにかけて、湿気をとばしましょう。帯枕も湿気を飛ばします。

今度着るときに困らないように、お手入れが済んだものは、1か所にまとめて保管しておくのがオススメです。

着物の収納

着物を片付けるときに注意することは、直射日光が当たらないこと、湿気が少ない場所、風通しがよいことがベストです。

ウールの着物には、虫がつきやすいので、正絹や木綿などの着物と一緒に保管しない方がいいです。

防虫剤を入れて保管するとよいのですが、防虫剤を2種類入れると、それぞれの成分が溶け合ってシミになることがあるので、必ず1種類だけ使うようにしてください。

着物をクリーニングに出すときはどうすればいいの?

着物にシミがついたとき、だんだん汚れが気になり始めたときなど、クリーニング店や悉皆やさんに洗いに出すとよいでしょう。

クリーニング店は、着物に詳しいかどうかを確認して出す方がよいようです。

大事な着物は、信頼のおける呉服店か悉皆屋さんにお願いするのが安心です。

だいたい1か月くらいかかるので、出すときには、いつごろに仕上がるのかを確認した方がよいでしょう。

※ 悉皆屋さんとは、着物のお手入れのプロで、染み抜き・クリーニング・仕立て・洗い張りなど、さまざまなことを仕事にしています。

まとめ

着物の手入れは難しいようですが、慣れてくるとそれほどでもありません。

ぜひたまには日本の文化でもある着物にふれてみていただきたいと思います。着物はキレイですし、職人さんの技術に感心することが多いです。見ているだけでも楽しくなりますよ。

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